Evernoteが第二の脳を目指しているのはとても有名な話です。実際Evernoteの登場により、物理的にも精神的にも【保存しておかないと!】に起因するあらゆるストレスから解放されたと実感できます。さらにはEvernoteデータ管理のノウハウやアイデア、アプリや道具がどんどん生まれて、物や情報を手元に残す必要がなくなりました。
それはもう、本当に、革命的なほどに。
Evernoteすごい!とEvernoteにばかりウットリしがちですが、最近ではiPhoneそのものが第二の脳みそになりつつあります。
横4×縦6に配置できるiPhone5のホーム画面に配置した24個のアプリ。そのほとんどがボクの行動を管理し、本来脳みそに詰めこんでいた雑多な情報をキッチリ受けいれてくれる頼れる存在です。
きっとまだまだ進化を続けるはずですが、年末だし思い出づくり感覚でその活用法をまとめておきたいと思います。
[toc]
2013年のホーム画面
Evernote
第二の脳を宣言するEvernoteアプリはやはり割合高めです。ホーム画面の実に25%がEvernote用。
Evernote
Evernoteを整理すると、自分にまつわる情報を俯瞰できます。
――管理すべき情報が確かにここにある
それがハッキリするだけで得られる開放感はもはや''癒やし''の域。
強力な検索機能を誇るEvernoteに整理は不要といいますが、無限の空間に情報を整理していく過程が快感なのです。
PostEver2
思いついたことや、さっとメモしたいことを記入して送信。
これだけで日時と位置情報をメモに付加し、さらに1日分のメモを時系列にまとめてEvernoteに保存してくれます。放り込むだけでメモが自動的に整理されていくなんて夢のよう。
AutoEver

販売元: Shamrock Records, Inc. - Shamrock Records, Inc.(サイズ: 2.7 MB)
Gmailのフィルタ設定の要領で、Evernote内のノート情報編集(ノートブック移動やタグ追加)を自動化できます。
自動的にinboxに入ってくるメール整理に最適。inboxの整理手順は、未整理→AutoEverのフィルタ適用→残った物を手動で整理という案配です。
自動的にinboxに入ってくる情報は例えばこんなもの。
・Amazonの注文確認メール(Gmailから転送)
・Gunosyの日刊まとめ(Evernoteのメアドを登録済み)
・FitBitの週間レポート(Gmailから転送)
・iTunesの注文メール(Gmailから転送)
MoveEver

販売元: Shamrock Records, Inc. - Shamrock Records, Inc.(サイズ: 3.9 MB)
ものすごく軽快にノートの移動ができます。UIも秀逸。
手動でinboxを整理するときに大活躍です。
MergeEver

販売元: Shamrock Records, Inc. - Shamrock Records, Inc.(サイズ: 4 MB)
複数ノートを1つのノートにまとめることができます。
インテリアの写真を眺めるのが好きなので、インテリアブログで目にとまった写真をガンガンEvernoteに放り込んでおいて、整理の時にひとつのノートにまとめます。あとから1枚1枚開きながら写真を見るのはたいへんなので、まとまっているとうれしい。
TagEver

販売元: Shamrock Records, Inc. - Shamrock Records, Inc.(サイズ: 3.9 MB)
検索条件を指定してヒットしたノートに対して、一括でタグの編集ができます。
新たなノートブックを作ったり、整理の仕方を変えたくなったときに活躍します。
リマインダー
―― 時間がきたら教えてもらう。
【思い出さないと!】というストレスを解放するための、原始的で、しかし絶対的な手法です。
Due
繰り返しの設定がめちゃ便利。時間で定義できることならなんでも登録しています。
繰り返しの設定は例えばこんなもの。
・火曜/金曜 8:45 → 電動歯ブラシ/シェーバーの充電
・第1/第3月曜 8:30 → 燃えないゴミの日
・第2土曜 10:00 → 洗濯機の洗浄
・月初平日 9:40 → 会社関連のパスワード一斉更新
・毎月3日 22:00 → Evernoteの容量使い切る
しつこさがウリと紹介されることが多いようですが、鳴りまくっても鬱陶しいので、スヌーズは切ってバッジ表示→処理せねば!と習慣づけています。
たまのタスクを支配する!柔軟すぎるリマインダーDueの設定具体例 | iNee.me <?php echo cntHtb("http://inee.me/iphone/1749.html"); ?>
Launch+

販売元: devarty.com - ARTEM KHRAMTSOV(サイズ: 3.2 MB)
iPhone内でやることはこのアプリのリマインダーに登録します。DueでもURLスキームで指定のアプリを呼び出せますが、通知センターからワンタップで実行できるのと、処理済みの定義がゆるくて好きなときに何度でも起動できるのが素敵です。
例えばこんなもの。
・毎日 8:55 → そら案内で天気予報をチェック
・毎日 9:10 → Kindle日替わりセールチェック
・毎日 12:30 → AppBankのアプリセール情報チェック
・毎日 12:45 → foursquareでランチのチェックイン
よく起動するアプリをまとめる本来の機能も◎。
リスト
ゆるい分類のリストを作っておくと、【とりあえずここに入れておけば大丈夫】という安心感を得られます。見やすさも大事ですが、編集のしやすさ重視。
【処理するもの】と【蓄積するもの】でリストとアプリを使い分けています。
Wunderlist
処理するリスト用。
・ぽんぽんリスト登録して終わったら消す
・過去ログからリストを復活する
フリーアカウントでも、このふたつの処理はスムーズにできます。
処理するリストは例えばこんなもの。
・消耗品の買い物リスト
・読みたい本リスト
・観たい映画リスト
・捨てるものリスト
Cloud Outliner
蓄積するリスト用。ツリー構造をシンプルに構築できます。
EvernoteやiCloudに同期して使えます。
蓄積するリストは例えばこんなもの。
・松本人志の放送室爆笑回リスト
・はまったドラマリスト
・もう一度読みたい小説リスト
・契約中の月額サービスリスト
・やらないことリスト
GTD
今年読んだ本でハマったタスク管理術。
最初は仕事の内容までがんばってiPhoneで入力していましたが、仕事のことは会社のPCに入れるのが◎でした。今ではプライベートでやるべきことだけをiPhoneアプリで管理しています。
Things
GTDの定番アプリのひとつ。GTDの理念に沿ったつくりになっているので、あんまり考えずにタスク管理ができます。
Mac版/iPad版との同期が超高速です。
Launch Center Proを使ってThingsの新規To-Doタイトルに固定のプレフィックスをつけるといい感じ | iNee.me <?php echo cntHtb("http://inee.me/iphone/1645.html"); ?>
速リマインダー
iOSのリマインダーにタスクを送るだけのアプリです。入力→送信→入力→送信・・の繰り返しで、ガンガンタスク追加できます。
ThingsでiOSのリマインダー内のタスクを奪取できるので、速リマインダーで追加→Thingsで処理、という流れです。
ライフログ
自分の行動を客観視するための冷徹なデータ収集。
散財と体重増加を気にしています。
EasyPost to Zaim
カテゴリ指定+金額入力だけでシンプルに家計簿サービスZaimにデータ送信できます。
Zaimは高機能で素晴らしいのですが、データ入力までにもたつくのが難点です。このアプリを使えば、起動もデータ入力もサクサク。連投もできて、死角はありません。
家計簿の参照はZaimの公式アプリを使います。
カロリー管理
カロリー計算のアプリです。
中にいろんなデータを内蔵していますが、細かいことはほとんどしていません。1日あたりのカロリー上限を設定しておいて、残カロリー数をバッジ表示しています。どれだけ食べたか覚えておかなくて済みます。
摂取カロリーはコンビニで買えば大体書いてあるし、チェーン店ならサイトで調べられます。何回か入力していると、感覚で数値が入力できるようになります。
毎日オーバーしてるけど、過剰摂取は予防できます。
アカウント管理
社会人になってまで、暗記というもはや無意味ともいえるストレスから解放されないなんて不幸なことです。
かといって、ここまでクラウドに頼った生活をしていながら、脆弱なパスワード設定はできません。
1Password
強力なパスワードをジェネレートして、サイト/ID/PWをセットで管理できるアプリです。
このアプリのおかげですべてのアカウントのパスワードをバラバラに、かつ強固な文字列に設定できました。アプリ内のブラウザからはサイトに応じて、ID/パスワードを自動入力してくれます。
Mac版のアプリと同期して、MacともID/PWを一元管理できます。Mac版ではSafariやChromeにはアドオンが用意されていて、普段使いのブラウザでもID/PWの入力を省略できます。
もうパスワードはひとつも覚えていません。手放せません。
Pastebot
クリップボード拡張アプリです。ワンタップで保存したテキストをクリップボードにコピーできます。
頻繁に入力するパスワードは1Passwordに入れておいても、最初のロック解除が鬱陶しいので、こっそりPasteBotにも保存しています。フォルダ分けして、データがスタックできるので、自分だけが分かるようにメモをつけています。
Launch Center Pro
ランチャーアプリですが、クリップボードのURLスキームが設定できます。
Launch+の「AppBankのセール情報チェック」のリマインダはApple IDのパスワードコピーをトリガーにします。すると、欲しいアプリが見つかったときに、サイトのリンクからAppStoreアプリを起動して、パスワードを求められたときにそのままペーストするだけで済む、という案配です。
体調不良の勤怠メールをiPhoneからたったの2秒で送信する方法 | iNee.me <?php echo cntHtb("http://inee.me/iphone/1594.html"); ?>
おわりに
いかがでしたか?
ひとつでも「なるほどねぇ」と無用な記憶を脳内からiPhoneに追い出すための参考にしていただければ幸いです。
今後は一個一個のアプリの使い方の記事も書いていこうかな、と思います。
こうご期待(´・ω・`)ノシ